特別編『全国の海中展望塔』~天然の水族館をご紹介
で『海中展望塔』が全国に6か所ほどあると紹介したところ、『その6箇所を紹介してほしい!!』という声を頂きました☆
そこで、私もいつかは行ってみたい全国の『海中公園』を「特別編『全国の海中展望塔』~天然の水族館をご紹介」と題してどどんと紹介しちゃいます!!
■そもそもどんなところがあるの?
まず、そもそも全国にある海中公園を調べたとこ以下のもがヒットしました☆
古い順から紹介すると以下のようになります。
※カッコ内は竣工年
①白浜海中展望塔[1969(昭和44)年]
②部瀬名海中展望塔[1970(昭和45)年]
③串本海中展望塔[1971(昭和46)年]
④足摺海底館[1971(昭和46)年]
⑤波戸岬海中展望塔[1974(昭和49)年]
⑥勝浦海中展望塔[1980(昭和55)年]
⑦紋別氷海展望塔 [1996(平成8)年]
■個性豊かな海中展望塔
それぞれの展望塔をご紹介します。
①白浜海中展望塔[1969(昭和44)年]
和歌山県西牟婁郡白浜町にあります。日本で最も古い海中展望塔で、「コーラルプリンセス(サンゴ礁の女王)」という美しい名を持っています。沖合100mの地点に位置し、高さ18m、水深8mの全天候型展望塔で、塔内12ヶ所にある大きく丸い窓からは、自然なままに泳ぎまわるチヌやグレなど約30種類にも及ぶ魚たちを鑑賞することができ、まるで白浜の海中をゆったりと散歩しているような気分を味わうことができます。
[参考HP]
②部瀬名海中展望塔[1970(昭和45)年]
沖縄県名護市にあります。部瀬名岬の先端の西170mの海上にある海中展望塔。海中展望塔内部は螺旋階段で、水深5mの底部に円形窓が設けられており、熱帯魚を鑑賞できるようになっています。年中暖かい沖縄の島々は、熱帯・亜熱帯という気候帯に属するため、熱帯・亜熱帯の海は透明度が高いという特徴を持もっているそうです。サンゴ礁域の様子が観察でき、狭いサンゴの間をすり抜けやすいように体が薄かったり、色鮮やかな魚が多いのも特徴ということです。
[参考HP]
③串本海中展望塔[1971(昭和46)年]
和歌山県東牟婁郡串本町にあります。1970年7月に日本で最初の海中公園として指定された区域に作られた海中展望塔では沖合140m、水深6.3mの海底には青く澄んだ世界が広がります。串本の海を代表するクシハダミドリイシなどのテーブルサンゴやソラスズメダイ、メジナ、ブダイ等の魚達、熱帯・亜熱帯にすむカラフルな生物達が直に観察できます。
[参考HP]
④足摺海底館[1971(昭和46)年]
高知県土佐清水市にあります。足摺宇和海国立公園内に位置し、四国有数の透視度を誇る海域に建つ高さ24Mの巨大な塔です。塔の内部は海上展望室と海面下7Mの海底に集う製帯魚や四季折々の魚群を見学できる海中展望室があるそうです。グレ、ハリセンボン、チョウチョウウオは年中見ることができ、冬~春のイワシやアジの大回遊、秋のカマスの回遊、海ガメ、エイに出くわす事もあるようです。
ちなみにここは僕の両親の新婚旅行先だったと思います(照)
[参考HP]
⑤波戸岬海中展望塔[1974(昭和49)年]
佐賀県唐津市鎮西町にあります。陸地より86mの桟橋でつながれた海中展望塔の海上デッキからは玄界灘の島々を見渡すことができ、水深7mの海中展望塔からは、クロダイ・カサフグ・ソラスズメダイなどの魚類、アラメ・ホンダワラなどの海藻を自然のままに見ることができるそうです。
[参考HP]
⑥勝浦海中展望塔[1980(昭和55)年]
千葉県勝浦市にあります。勝浦市鵜原地先の一帯が勝浦海域公園に指定され、その中心となる施設として沖合い60mの位置に海中展望塔があります。
その海中展望室からは、季節ごとにたくさんの魚や海底の様子をご覧になることができます。ニッポン放送でオンエアされているCMで『ジョーズ接近中、乙姫様接近中』というコピーが使われているそうですが気になります・・・。
[参考HP]
⑦紋別氷海展望塔 [1996(平成8)年]
北海道紋別市にあります。別名「紋別 オホーツクタワー」といいます。
海岸から約1キロ沖にそびえる「世界初の氷海海中展望塔」です。
つまり、流氷の下を海中から除くことができる施設です。
高さは海上38.5m・海底7.5m。
タワーへの連絡路となる紋別港第3防波堤は『クリオネプロムナード』の相性が付けられ、散歩やつりのポイントとしても人気があるそうです。
私の地元にも近いので親近感がありますが…ただ...いったことがないのでぜひ行きたい!!
[参考HP]
■世界の海中展望塔
実は日本以外にも海中展望塔はあります。少しだけご紹介します。
●フィッシュアイ海中展望塔
グアムにあります。ミクロネシア地域で唯一のフィッシュアイ海中展望塔は、日本の造船技術を駆使して建造されました。超大型の台風が来てもびくともしない海中展望塔の全高は22m、重さはなんと230トンあります。1995年に船ではるばる日本から曳航され、この美しいピティ湾のボム・ホールに設置されました。今では周囲の環境に溶け込み、サンゴ礁と同じように魚達にとって恰好の隠れ家となっています。
日本からの輸出品(メイド バイ ジャパン)ですね。
[参考HP]
■最後に…
海の中から海をのぞきたいって考えた人がいて、
実現させてしまうのですからすごいことですね!!
夢があることです。
スカイツリーや東京タワーなどの高い展望台もよいですが夏に向けて海に潜る計画を立ててみてはいかがでしょうか!!
素晴らしい『海中展望塔』!!
[参考文献]
観光戦略としてのまちづくりからみた海中展望塔のあり方に関する研究
―設置海域にかかる主な法規が与える立地への影響―
平成21年度 日本大学理工学部 学術講演会予稿集
0コメント