第47話『五明稲荷神社』~竹中半兵衛と黒田官兵衛の絆の舞台

前回に引き続き、岐阜県垂井町で見つけた半兵衛の足跡です。

この神社は『五明稲荷神社』といいます。

この神社の名前を知る人は少ないかもしれませんがこの『五明』が半兵衛が黒田官兵衛の子である松寿丸(後の黒田長政)を匿った土地と言うとピンと来る方も多いのではないでしょうか?
時は、秀吉が播磨平定を進める中、別所家の三木城攻めのおり、織田家家臣の荒木村重が摂津で織田信長に謀叛を企てました。

村重と旧知であり、秀吉の部下であった黒田官兵衛は村重の説得に当たります。

しかし、失敗。

約一年におよび牢に囚われてしまいます。

織田信長は黒田が裏切って、村重に寝返ったと判断し、人質として預かっていた黒田官兵衛の子である松寿丸(後の黒田長政)を殺すように秀吉に命じます。


そこで、汚名を勝手出たのが竹中半兵衛重治でした。

竹中にとって、互いに秀吉の下で軍師として務めていた黒田は特別な存在だったのでしょう。

しかし、ここで、半兵衛は織田信長のいに反して、松寿丸を殺さず匿ったのでした。

黒田への信頼と、繊細かつ大胆な竹中の性格から判断したのでしょう。

一年後、黒田が荒木の牢から解放されたとき、黒田は松寿丸が殺されたことを伝えられ絶望しました。

しかし、そこに死んだはずの松寿丸が現れたのです!

黒田は竹中に感謝し泣いたことでしょう。

という、エピソード。


そして、その松寿丸が匿われたのがこの『五明』の土地だと言うのです。
ロマンを感じすぎて、参拝記念も記してしまった。
境内には松寿丸が植えたという銀杏の大木があります。

歴史を感じるマチタビはこれだからやめられませんね☆

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